Hate normally
私は騒がしいものや規律のないものは好ましいとは思いません。
それでも少し心が騒いでしまいました。
ダンブルドア校長がダンブルドア軍団の摘発が元でホグワーツからいなくなってから、新任のアンブリッジ校長への嫌がらせのためにウィーズリーの双子による花火があちこちで破裂音を出し木霊しています。
とてもうるさいです。
それでもスリザリン以外の寮は両手を上げてそれを喜んでいます。
ドラコのように尋問官親衛隊たちは忙しなく飛び回り罵詈雑言を言っていますが、それでも他の盛り上がる声にかき消されてしまいます。
だからきっと。
そんな生徒たちの気持ちが移ってしまったのでしょう。
少しだけその様子を面白いと思ってしまう自分がいました。
元々私はそう見られませんが人に様々なことを影響されやすいです。前世では仲の良かった友人にも言われました。
例えば私が普段敬語なのもお嬢様だからとか思われますが、はじめ私は敬語を使ってはいませんでした。
両親が敬語だということでもなく。敬語を使うのは屋敷しもべのテールの影響です。
ずっと共に過ごすうちに気がついたら私は敬語になりました。
例えばスチュワートからも。
彼は私のようになりたかったと言っていましたが、私だって彼から目下への接し方や魔法薬学などの影響を受けました。それに彼からの正しい道にこだわる必要はないという助言もとても参考になりました。彼のおかげで私は小さな世界にいたことに気づかされました。
そして、セドリックからも。
友人となりあまり時間は経っていませんが。彼と接してまた自分が変わっていっていると薄々思います。
今回だってこんな気持ちになるのは彼の影響もあると思います。
セドリックと友人になる前でしたらこの状況をただの物語の一部と思い私はただ淡々としていたでしょうから。
私はスリザリンですからアンブリッジを嫌いという態度は取りませんが。
普通に嫌いなのでもっと困らせてくだされば嬉しいです。
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