名字の「ベットで寝る?」という心優しさを無下にすることもできず、気が付いたらベットに寝かされた俺。

「先生いないみたいだから、先生が帰ってくるまで私ここにいるね」

天使みたいな笑顔で言って、ベットの横にイスを持ってきて腰かける名字。あー、やべえ。緊張する。会いたくて、でも全然会えなかった名字が今は横にいるなんて。夢みてるみてえだ。




***


ハッと気が付いて時計を見たら一時間たっていた。いつの間にか寝てたみたいだ。

「……っ!!」

横を見るとスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている名字。なんだよこれ。無防備過ぎるだろ。

触りたい。そう思ったら考えるより先に体が動いていた。


俺は名字にキスしていた。


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