“二度あることは三度ある”



ふとその言葉が頭をよぎった。


それはなぜか?


今日に限って悪いことが続きすぎなのだ。


まず、夕方から雨の予報なのに傘を忘れてくるし
ついでに財布も忘れてくるし(いつもは学食なんだ私は)
得意な教科のテストの点は悪かったし
昼頃から具合悪くなるし

そして、



「星月先生いないし・・・・・」



保健室で休もうとしたらそこはもぬけのからだった



いないとは思ってたけど、ね!(でも半分期待してた!)
いや、そりゃまあ。一応恋人なんだし・・・・顔、見たいじゃない


「勝手にベッド借りますよーっと」
「待て、そこは俺の特等席だ」
「星月先生、いつの間に・・・・・」
「今さっき帰ってきたいんだ。あー…眠い」


と、あくびをしながら先生は私の入ろうとしたベッドに入った
・・・私、具合悪いんですけど
しかたない。隣のに行こう――――


「待て、名前」
「なんですか今度は。数時間後に起こせって言うなら無理ですよー」
「そうじゃなくてだな・・・」
「だったら、」


“なんですか”の言葉はひっこんで、
気がついたときには先生の腕の中にいた(on ベッド)


「せっかく2人きりなのにお前は俺に甘えてくれないのかー?」
「だ、って!ここ!がっこう・・・!」
「ああ、部屋の鍵ならかけておいたぞー」
「でも・・・・!」
「なんだ、恥ずかしいのか?可愛いな、名前は」
「み、耳元で言うのは、やめてください・・・・・・」



嗚呼、悪いことは良いことの前触れだったのか。





一体









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レイアさんへ捧げます!
琥太にぃのキャラがずれてる気がする・・・
いや、似非だねこれは^^;
リクありがとでしたー!

柚葵夜


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