「行ってくるさー!」
「いってらっしゃーい!」



そう言ってラビと分かれたのは2日前


でも、彼は・・・・・・・・




















冷たくなって帰ってきた



















「ど、して・・・・・?」

「ラビがアクマの集団に集中攻撃されてしまったんだ」



現実を目の当たりにして呆然としていた私に

コムイさんは後ろから言ってくれた。

絶望感が私を襲う。






嘘だと、思いたかった。







冗談だと、






幻だと、





夢、だと・・・・・・・・


















視界が、霞む







「う、うあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!!!!」






どうして、









どうして彼が死ななければいけないの?

どうして私じゃないの?

彼が何をしたの?

彼はこの世界にいてはいけないの?




どうして!!












彼がいない世界は、



世界じゃない。だったら、
















あたらしく
つくりなおさなければ。
























「さようなら、この世界」



























小さな部屋に、少女が1人。


しかしその体はもう動かない


かわりにあるのは、頬にある涙の跡と





胸に咲いた赤い花























世界



壊れた物はもう戻ってくることはない





























09/07/28 柚葵夜


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