このままで。

Always been this way.

ツイログ 2012-2013 (4)

「おいジョジョォ、重いんだから寄ってくるんじゃあない…」
「僕には聞きたいことがある、ディオ!」
「な、なんだ」
「君は…僕が好きなのかッ!?」
「…は?」
「同じ屋根の下で暮らしているとはいえ、視線を感じる事が多すぎるッ!」
「」

「その、ぼ、僕は紳士として、君からどんな振る舞いを求められているのか知りたいんだ…」
「待てジョジョ、勘違いじゃ」
「ごまかさないでくれディオ!」
「だから」
「…君は、心の内で思っていることを隠す人だからね」
(確かにそうだが…)
「…素直になってほしいんだ」

「そうか、じゃあ正直にいうよ」
「うん」
「…これ以上酔いが回る前に、さっさと寝たほうがいい」
「今だからこそ、恥ずかしがらずに腹を割れるんじゃあないのかい」
「そんなことで全てを吐き出していたら、君に嫌われてしまう」
「そんな!」
「…嫌わない?」
「勿論!」

「…ジョジョ、君は、結局変わらないんだな」
「え?」
「いや、なんでもない。…俺ももう少し飲めば、語るに落ちるかも、と思っただけさ」
「それは!飲ませずにはいられないッ!」
「耳元で叫ぶな…」
「さあ!全部僕に話してもらうよ!君の本心!」
「…どうせ、酔いが醒めたら覚えていないんだろう?」

「君が覚えていてくれればいい。いや、忘れてもいい。飲み過ぎて、色んなことを話してしまったって。僕を前にして、珍しく嘘をつかなかったって」
「…!」
「僕は、君が嘘を重ねる理由になんてなりたくないんだ」
「…そうか」
「あ、変なことを言ってしまったね!さあ飲もう!」
「そうだな」

...ディオジョナ(7/21)

□■□■□■□■

夏も終わりか。今回は長居しすぎたね。また君といろんな海を巡りたいな。そろそろ戻るよ。いいじゃないか、こんなの遠距離恋愛に過ぎないんだよ。
まあ、僕の声は届いていないし、君に僕は見えないのだけれど。

なんて、夏の終わりの幽霊院。(8/29)


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