このままで。

Always been this way.

君はまだ(ディオ+ジョナ)

1部が!熱い!
義兄弟とはいえ、どこかディオを信じきれないでいるジョナサンには葛藤があったと思います。紳士としてどうだとか。

***

一線を引いてはいけない。
紳士として、それは相応しくない行為だと思うからだ。
向かい合わせで座る彼にちらと目をやると、彼もまたこちらを見た。
合った視線を途端に逸らす。

「どうした、ジョジョ」
「…ああ、すまない。ぼうっとしていたんだ」

気遣いに心が痛む。

「もともと、ぼうっとしてることが多いような気がするが。それよりもっと、ということかい?」
「それは言い過ぎだよ、ディオ」

全然。
まるで、柔らかいのだ。
少し前までの彼からは想像がつかないほど。

彼が変わってくれたのを喜ぶべきなんだ。そうだろう?
…でも、まだ僕は、彼に本当の意味で歩み寄れていない。

「本当にどうしたんだ、ジョジョ?」
「…あのね、ディオ」
「?」
「人を、疑うのは、良くないよね」

君との間には、まだ何もない。
友情も、信頼も、有るといったら嘘だ。

「…悩み事か」
「うん、まあね。でも、きっと僕の努力次第でなんとかなるさ」

そう自分に、言い聞かせた。

***

ジョースター卿はディオを家族だと思ってたようですが、この二人は家族っていう意識が低い。家族より友。友情はあくまで建前なんですけど。
家族という縛りが嫌だった、というのが理想。互いに家族としての愛情は持てないと分かっていたから、友情という形に、悪い言い方ですが逃げたんですね。
ディオジョナはディオの片想いのイメージが強いので、家族とか兄弟とかどうでも良い、ジョナサンはジョナサンって感じなんでしょうけど。ある意味で純愛なディオにぐっときます。

話は変わりますが。
最高に甘ちゃんな紳士のジョナサンに惚れ込みひたすら付いていき時にクールに去り応援を惜しまないスピードワゴンがもうめちゃくちゃかわいいです。スピジョナ…ジョナスピ…どっちもいける…。

2012/11/04


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