強制接近(花承)
ヒール男子に萌えます。花京院が思いっきりヒールあるのを履いて承太郎にじゃれつくのが見たいです。
***
「ねえ、似合う?」
「…基準がわからん」
普段より近い花京院の顔。
視線を下ろせば、赤のピンヒールが足元に彩りを添えていた。
「ただのおふざけだなんて思わないでくれよ。履きこなすのも大変なんだ」
ふざけていないならなんなのだ。
加えて妙に自慢気に話しているような気がするのは気のせいだろうか。
「そんなの履いて、何がしてえんだ」
「色々したいね。したいというか、出来る」
ふわりと揺れた彼の前髪。
を、見ると同時に、唇に感じる柔らかい質感。
「……初めての角度、だね」
「いつも通りでいいだろ」
「いいんだけど」
だけど。
普通じゃ、足りない、とでも言うのか。
「君といろんなことがしたいんだ」
いろんな、こと。
これまでの旅の経緯の中でさえ、ただの学生同士ならしないであろうことを、数えきれないほどしてきた。
『特別』なのは、わかりきっている。
「……普通なら、お断りだがな」
「僕だから、いいの?」
「そうだ」
頬を赤らめた花京院が、表情を隠すように抱き付いた。
いつもより、前髪が首筋に触れて、くすぐったい。
***
花京院あざとい。
承太郎がピンヒール履いたらとりあえず踏まれたいです。
ヒールにとどまらず女装しちゃっても良いです。受けより攻めの女装が好きですけどね。特に花京院の女装大好きです。だって言葉攻めに威力がプラスされるのですもの…。
2013/05/04