このままで。

Always been this way.

ただ信じてる(仗承)

曲を聞いてて妄想爆発。
曲はZARDの「Just believe in love」。曲が90年代なのと一部の歌詞が叔父甥の関係そのままっぽいのとで、もはや私の中で叔父甥のテーマソングと化しています。これ叔父甥でPV作れる勢いでぴったりだと思うんです…!
承太郎視点での大雑把な解釈です。

***

あの旅の記憶を、彼らと過ごした数十日を、忘れられない。
DIOを倒す旅の目的は果たされ、生きて日本に戻って来ることができた。
それから幾度も人との出会いと別れを繰り返してきたが、あの道程の中で得たものと失ったものには及ばなかった。

ひとつだけ、大きな出会いがあった。たった一人、愛すると決めた女性に出会った。そして、守るべき大切な子供が生まれた。

あんなにも大切に思っていた家族なのに。
一番に愛していた存在だったのに。
思いが、揺れている。
この町に辿り着いて、彼に会ってから。

□■□■

どうせ形のない、非生産的な愛だ。
愛と呼べるのか、呼んで良いのかすらわからない。
流れる血と、歳の差と、抗えない壁は大きすぎる。

溶けてなくなりそうなほど激しく抱き合えば、互いを求め合っているのが身体中に伝わる。
だが、報われることも無い。
いくら傷付いても、時には泣いても、過ちを繰り返すことを止めない俺たちは、結局似た者同士だからなんだろう。

□■□■□■

目を覚ますと、雨の音がした。

「やっと起きたっスね」

柔らかな声。
自分を見つめる、瑠璃色の瞳の少年。

「おはようございます、承太郎さん」
「…おはよう、仗助」
「まだ眠そうッスね、もう一眠りしましょっか」
「…そうだな」

仗助が承太郎の背中に回した腕に力を込めて、抱き寄せる。
こちらを見てにかりと笑う少年の頭を撫でてやる。
しばらくして、遊び疲れた子供のように、仗助の立てる寝息が耳元にかかった。
この腕に抱かれている間は、幸せな夢だけを見ていたい。

***

いろいろぐっとくる歌詞です。

そういえば杜王グランドホテルのモデルになった江陽グランドホテルを見て、ここに承太郎が泊まっててたまに仗助が遊びに来てそしてその時はふおお!…と荒ぶったのは内緒。

2012/08/05


back



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -