このままで。

Always been this way.

味覚破壊(DIO承)

お題お借り先:Fascinating
DIO承の練習
書きかけですがおそらくちゃんと書いてmain行きなので構いませんね!
流血注意です

***

飛び散った血液で、承太郎の上半身が紅色に染まる。
美しい。
実に、美しい。
DIOは、視界を埋め尽くす赤に酔う。
贄となる女の血を吸うのよりも、何故この男の血はこんなにも私を満たすことが出来るのだろう。

「……」
「どうした。声をあげてみろ」

声を出さないことで抵抗の意を覗かせる承太郎に、思わず溜め息をつく。

この男の反抗心を取り除いてこそ、この支配欲は満たされる。
それは、確実。
DIOにとって、何も疑いようのない確実さを持っていた。

「承太郎…」

承太郎の首で爪を立ててやる。
滴る液体はやはり温かく、DIOを誘いよせる。
首筋を伝うそれを、わざと舌で舐めあげる。
そんな様子を、承太郎は冷たい目で見た。

「…悪趣味だな、てめえ、口から飲む必要ねえんだろ」
「…お前も飲め」

不意にDIOの唇が承太郎の唇を塞ぐ。
DIOの口から、血が、熱が、流れ込む。
承太郎は必死に抵抗しようともがくが、逆に舌に吸い付かれ、鉄の味が口内を犯す。
息継ぎすら許さず、DIOの舌が蹂躙する。
くらくらして、平静を保てなくなりそうだ。
承太郎は、絡み付いてくる舌に歯を立てた。
気付いたDIOが寸前に口を離し、ようやく解放された口から思い切り空気を吸い込む。

「無駄な抵抗だぞ、承太郎」

支配欲を満たさんとする、私の前では。

***

うわ赤い
DIO承って、血の似合うCPだと思うのでやっぱり流血しちゃいます
なんか血しかなくてすみません
DIO承もだんだん増える か も

2012/02/21


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