心の奥底で(DIO、プッチ)
プッチの魅力ハンパないです
DIO様は多分プッチに一目惚れだったんだと思う
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「神を讃歌するのに、何故人間を讃歌しないのか」
DIOが突然、質問する。
「…人間は、人間が完全で無いことを知っている、からじゃあないかな」
「…ほう」
プッチの答えに、DIOは何かを見出だす。
「私も元は人間だ。吸血鬼の体を手にする前まではな」
「しかし、君は人間をやめた。力を手にして君は、神に、『完全』に、最も近いだろう?」
「無論だ。…だが」
隣に腰掛けるプッチの肩を抱き寄せる。
「人間の、何かに依存しようとする力が、時に輝いて見えるのだ」
「…DIO、ぼくには君が、人間に憧れを持っているように聞こえるよ」
「…ありえん、とも言い切れない。だが、やはり人間が讃歌を送られることはない。完全こそが、敬われるべきなのだ。ただ」
恭しくプッチの左手をとり、手の甲にキスを送る。
「…君ほど興味を引かれる人間はいないがな」
「ではぼくは、君の未来に、讃歌を」
「…その未来に、君も居てほしいな」
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見るからに怪しいけどすごく美しい、そんなDIO様とプッチの関係が好き
2012/02/09