このままで。

Always been this way.

雪より気持ちをぶつけたい@(3部)

一ヶ月ほど前に友人と話してたネタです
「雪合戦で、ジョセフをめぐる花京院と承太郎の戦い。雪合戦にはアヴドゥルとポルナレフも参加」
花ジョセも好きなので聞いた時はほんとにテンションあがってました
3部の中でモテてた方って
DIO様、ジョセフ、ホリィさん
の順というイメージがあります
…前置き長くなりました

***

辺り一面を覆う、雪。
そこへ来た者を、大きく手を広げ柔らかに迎え入れた。

「ヒャッホー!」

一番にその胸元へ飛び込んだのは、勿論ポルナレフ。

「スゲーなあ、こんなに一面、雪ばっかりなんてよ」
「ただの雪じゃないですか。ねえ、アヴドゥルさ…」

花京院がポルナレフに呆れた様子を見せるのも束の間。
白銀の世界に目を輝かすアヴドゥルは、感動で花京院の言葉が耳に入っていないらしい。

「雪か…」

承太郎はその傍ら、雪で光が反射するのを眩しがっている。

「寒すぎるせいか、あまりわしの義手の調子が良くないわい」
「大丈夫か、じじい?」
「なあに、全く動かなくなるってことじゃあないから、大丈夫じゃよ」

ぐるぐると肩を回して見せたジョセフに、やれやれだぜとお決まりのセリフを吐く。
明るく振る舞うジョセフは、承太郎には辺りの景色より輝いて見えた。


「…おい」
「なんだい承太郎、君も雪合戦やる?」
「なかなか面白いぜ」

すでに花京院もポルナレフも雪玉をぶつけ合った後で、上着に付いた雪がキラキラと光っていた。
体を動かす意味では良いかも知れないが、子供のようにはしゃぐ二人に混じるのは気が引けた。

「楽しそうじゃのう」
「ジョースターさんもやりませんか?僕とポルナレフ対、承太郎とジョースターさんで対決しましょうよ」
「いや、ワシは遠慮しとくよ。若いモンで楽しんでくれ」
「だったら2対1かよ」
「じゃあアヴドゥル入れてやろうぜー」
「…私はおまけか」

少ししょげた様子のアヴドゥルを笑いながら、穏やかに戦いの火蓋は切って落とされたのだった。

***

寒いとこだと義手の調子が…ってなんか鋼錬が混ざってしまいました
うん、冒頭の表記の要素全然ないね
この次から花京院と承太郎が燃えてくるんです!
多分全3話になります
オチは決めてるのでいろいろ曖昧なのは見逃してやってください…
ちゃんと書いてmainにあげようと思ってます

2012/03/10


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