呼んでみた(花承)
最近ほんとに花承しか書いてないけど構いませんね!
花京院に承太郎が精一杯感謝しているようです
***
「はい、あーん」
開いた口に、花京院がスターフルーツを入れた。
しゃく。
「おいしい?」
黙々と噛み続ける承太郎に尋ねる。
こくりとうなずいた。
「よかった、買い出しに行った時に見つけたんだけど、承太郎にぴったりかなーと思って」
承太郎は、スターフルーツへの感動からか花京院のはからいへの喜びからか、僅かながら身を震わせていた。
「ありがとう、……」
「?ごめん、最後の方、聞こえなかった」
「(う…)」
精一杯の感謝が空回りした。
どうやらそれは、送り手にとっては精神的ダメージを与えることになるようだ。
しかし、承太郎は諦めなかった。
もう一度、今度こそ、相手に届くように。
「……ありがとう、典明」
「……!」
すかさず抱きついた花京院を支えきれず、二人は仲良く掛けていたソファーに倒れ込んだ。
褒めすぎや甘やかしすぎは良くないということを、承太郎は悟った。
***
エジプトまでの道のりでスターフルーツ食べる機会は絶対あるはず
熟すと黄色いらしいですね
食べたことはないんで味についてはわからないです
普通の味ってなんなんだー
承太郎に名前を呼んでもらえて花京院は最高にハイ
もっと自然な感じで呼んでほしいな
2012/02/01