「今日も手伝ってくれてありがとうねー!」

約束してた文集作りを手伝い、今日は昨日よりも少し早めに学校を出た。
作業自体はすごく楽しかったけど、肝心の精市のプレゼントがまだ何も考えられてない。

今日はショッピングモールに寄ってみよう。何か良いものが見つかるかも。

そんな淡い期待を持ってお店に向かったけど、
目につくのはかわいい雑貨ばかり。
女の子のプレゼントなら、すぐ思い付くんだけどなー…


そうこう悩んでいると、携帯がブルルっと震えた。

お母さんだ

『まだ家に着かないの?あんまり遅いと危ないわよ』

あー、何も連絡してなかったからなぁ…

ご、め、ん
もーすぐ、帰る、よ、っと。

送信すると、またすぐに携帯が震えた



3/3 20:09
幸村 精市
non title
______
まだ帰ってないんだって?
乗る電車の時間メールして。
駅まで迎えに行くから。








精市からだ

なんかみんなに心配かけちゃってるな…
もう今日は帰ろう…

明日何とかなるよね。



今から駅に向かうね。ごめん
と送信してから、足早に駅に向かった。



あと2日