んな日にも 31
昼休みなんてあっとゆう間で教室に戻るその道すがらでも山本は土曜日は部活があって一緒に行けない事を心配していた。けど、俺は楽しみにしてた。
バイト先、幼稚園の子供達のパワフルさが日々の体力を付けてるのか奪われているのか、毎日じゃないにしても苦手な勉強とのギリギリの両立をしていれば1週間なんてあっとゆう間で土曜日は直ぐに来た。
今日まで獄寺さんは毎日挨拶メールをくれて、俺は寝る前に1日の報告のようなメールを送るのが日課になっていた。
こんな関係の人なんて今までいなかったから楽しくて仕方が無い。
今朝は「お迎えにあがります」とメールが来たから、学校の終わる時間をメールしといた。
あとは掃除をして帰るだけ。1週間は早かったのにこの、あと2、30分とゆう時間がやけにじれったい。早く終わらせたくて張り切っているのに女子達が窓際に集まり何か騒いでいる。また「○○先輩カッコイィー!」とかなんだろうけど…そんな事より掃除をしろよ。とは言えないので心で悪態をつく。でも
「凄い綺麗な銀髪〜!ハーフっぽいよね!」
「なんであんなモデルみたいな人が学校の門の所にいるのかな!?」
「しかも車でお出迎えっぽい!まぢ王子!!」
「ちょっと姫は誰よ!姫!!」
ふいに気になる単語が女子達の方から発せられて窓際に駆け寄った。
「やっぱり…!!(獄寺さん何でここに!?)」
慌てて掃除用具をほっぽり獄寺さんへ電話をする。
「もしも…」
「獄寺さん!何でそこにいるんですか!?」
「あれ、見えてます?」
獄寺さんは着信に気付いて直ぐに出た。
すかさず問い詰めたけど、気にする風でも無くキョロキョロとする。
「俺、まだ教室なんで…」
「あ、本当だ」
「え?(あ、こっち見て手振ってる…すごっ)視力良すぎません?」
「あなた限定です。」
「なっ!///とっ、とにかく…」
「沢田?」
「ちょっ!あんたまさかあそのこ人と電話してるんじゃないでしょうね!?」
「まぢ?知り合い!?」
「え?ゲッ!!」
ヤバイ!ヤバイ!獄寺さんを見ながら話してたら、気付いた女子に囲まれた。目が怖いんですけどー!!
「沢田さん?どうかしました!?」
「や、あの…今から行きますから車に乗ってて下さい!!」
心配そうな声の獄寺さんには悪いけど、一方的に言って電話を切る。
「車って事はやっぱりあそこの人と!?」
「どーなのよ沢田!!」
どーなのよ、ってどーもこーもお前達に関係無いだろ!!あ゙ー言いたいけど言えない…。早く獄寺さんの所に行きたいのに、どうしよう…