んな日にも2 2














何で2人に俺達の事を逐一報告しなきゃいけないのかは謎。でも、2人共心配してくれてるんだよな。

今まで考えた事がなかったけど、男同士付き合ってるとゆう事は周りに言いにくい事。とゆうか、言わない方がいいみたいだ。どっかの部活内でカップルがいたけど先週、周りにバレて酷い別れ方をした挙げ句、確か後輩が退部したとか噂を聞いた時には辛かった。

俺達は獄寺さんが此処にいないから特にバレる事は無くて、知ってるのはあの2人だけ。2人とも普通に聞いてくれたけど、偏見無く見てくれる人ばかりじゃないと知った。

べつに好き同士なら関係無いだろ。って俺は思ってて、あの時だって…好きになったらどーしようもないって、気持ちが溢れるように獄寺さんに告白していた。

だけど、世の中そう思わない人間が多い。って骸が言ってた…。
気兼ねなく話せる相手は必要。気付かない間にボロが出ちゃいけないからって、山本が言ってた…。



教室に着くまでそんな事をつらつらと考えていたけど、授業まで時間が無く、なんとか赤点の補習を避けたい俺は勉強に集中し、結果、今回も赤点は免れた。

なので、今週も無事に獄寺さんちに来ている。



バイトを続ける為と、週末獄寺さんちに泊まる為に出された条件は成績を落とさないこと。
親に獄寺さんと付き合ってるとは言えないけど、うちに獄寺さんを招いたら母さんが偉く気に入ってしまい(絶対面食いだ)獄寺さんも頭を下げて俺の外泊許可を取ろうとするもんだから“娘さんを嫁に下さい”みたいな図になってしまって慌てたっけ。

まぁ、大抵土日にバイトが無い俺と違って獄寺さんは仕事。だからこの家に来てもずっと獄寺さんと居れるわけじゃないから静かに勉強出来る場所が出来てむしろ良い結果になってる気がする。


「家じゃフウ太が遊べってせがむからな〜」

「にょお〜ん♪」


宿題が終わった事に気を良くしてラグにひっくり返り強張った身体を伸ばすと、この家のもう1人?の住人、猫の瓜がすり寄って来た。
「瓜、お待たせ。今日は何して遊ぼうか?」言うと、先週買った猫用オモチャを鼻先で俺に押し付ける。
獄寺さんはいないけど、瓜と遊んだり掃除やたまに料理を作ってまってたりする。はじめは全然出来なかった料理も最近はレパートリーが増えて作るのが楽しい。

獄寺さんはそんな事しなくていいって言うし、料理は一緒に作りたがる。だから帰りが早い日は一緒に作って、遅い日は作っておく事にしてる。

めんどくさがりな俺がこんな事してるなんて珍し過ぎて自分でも驚く。







ー02ー



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