脇役歓喜

ユーシスとアート

ユーシス「先輩、この書類見てくれますか?」
アート「あぁ、どれ。……こことここ、それとあとここも違う。修正しろ」
ユーシス「あ、う…すみません、すぐ直します」
アート「焦らずゆっくりやれ。……終わったらお茶にしよう」
ユーシス「はいっ!」

ユーシスとアート2

ユーシス「うっうぅ…」
アート「泣くな、キリクボート」
ユーシス「で、でもあんまりですっ! 酷いです!」
アート「……」
ユーシス「浮気してるなんて! 裏切り者ですっ!」
アート「そんなことでいちいち泣くな」
ユーシス「うぅ…そんなことじゃないです…」
アート「たかが映画の話しだろ。阿呆か」
ユーシス「だ、だってぇぇ」

ユーシスとアート3

ユーシス「私が女性だったら絶対アート先輩のこと好きになってました」
アート「……なんだ突然」
ユーシス「優しいし、間違ってたらちゃんと叱ってくれるしハンサムだし、素敵すぎます…」
アート「……そうか」
ユーシス「えぇ」
アート「じゃあお前が女だったら嫁にしてやろう」
ユーシス「わーい」
ソモル(え? 僕見せつけられてる?)

終わり

アートは奥手なのでユーシスと付き合ったら中々手を出せなくてもやもやすると思います。股間が。
ユーシスは馬鹿なので何も感じない。
二人が付き合った場合、1番の被害者はソモルです。でも1番可哀相な人はニリアです。

ユーシスとソモル

ソモル「あっそこ違うよ」
ユーシス「あ、本当だ。ソモルありがとう」
ソモル「良いよ別に。……あ、口にクリームがついてる…」
ユーシス「え、どこ?」
ソモル「んー、ここ」
ユーシス「あはーありがとう!」

ユーシスとソモル2

ソモル「いい加減にしてくれない?」
ユーシス「でも…だめ?」
ソモル「あぁ、しつこいよ。付き合えないって言ってるだろ」
ユーシス「い、一回だけでもいいから!」
ソモル「嫌なものは嫌だ」
ユーシス「そんなぁ」
ソモル「おにいちゃんごっこなんて嫌だよ。なんで僕がユーシスのおにいちゃんにならなきゃいけないんだ」
ユーシス「だってソモルの弟になってみたいんだもん…」

ユーシスとソモル3

ソモル「ユーシスってさぁ、なんていうか加護欲が湧くよね」
ユーシス「ほほう」
ソモル「ドジでマヌケだしさ、のんびりしてるし」
ユーシス「えぇえぇぇ…!」
ソモル「そういうところがフェチの人にはたまらないだろうなぁ」
ユーシス「そ、そう? へへへ」
ソモル「別に褒めてないけどね」

終わり

ソモルとユーシスが付き合うことになったら、ソモルはなんだかんだ言ってユーシスの面倒を見る、ユーシスには甘い恋人になりそうです。
手は早いので付き合って一週間かそこらでぱくり。
やっぱりニリアが可哀相ですね。


[*prev] [next#]
[back]
[しおりを挟む]


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -