一万ヒット記念8
トイレに着くと自然と尿意が湧いてきたユーシスはズボンのチャックを下ろす。
だがその瞬間、男の手がユーシスの股間に置かれた。
「んふふ…シュンミ様、今日はやけに警戒心ないですねぇ」
「えっちょっ、君何を…!」
「“君”だなんて…。いつもみたいに“クソ野郎”って僕のこと罵って下さいよぉ」
男はユーシスの一物を下着から取り出し扱きはじめる。
「あっ! や、やめて! っく!」
「あぁ可愛い…シュンミ様超可愛いぃ。食べちゃいたい」
男はべろん、とユーシスの首筋を舐めた。
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ニリアside
なぜか胸騒ぎがする。やはりこのまま授業に出るのは危険だ。
しかしどうやって授業を回避するか…
「よし……」
息をふうと一つ吐いてから、俺はお腹を押さえて唸り始めた。
「うーん、うーん」
「ユーシス様っ!? いかがなされました!?」
「お、お腹が痛い…」
――仮病を使うことにした。案の定まわりの生徒は「授業はご無理では」とか「トイレに行かれては」とか気を使ってくれる。
「うん、じゃあちょっとトイレに行ってくるよ……授業は先生に休むと言っといてくれるかい…?」
「はい! 分かりました! 伝えておきます!」
俺は教室をでて生徒の助言通りトイレへと向かった。授業の間トイレで時間をつぶそうと思ったからだ。
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