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ご飯を食べてキースちんのプリけつをガン見してたら大分具合よくなったよ! やったね!
「では陛下のところへ。きちんとするんだぞ」
「はあい」
部屋を出て、また長い廊下を歩く。あ、もちろんキースちんが前を歩いてます。プリけつがぷりぷり揺れてます。
「………隣を歩け」
「えっ!?」
「さぁ」
突如そう言うキースちん。やっべぇ、俺の視線が熱すぎた?
なんだか怖いキースちんに逆らうことはせずに、俺はおずおずと隣を歩く。
「腕くんでいい?」
「ダメだ」
太くてムッチムチの腕にさわりながら言ったがダメだった。なんだよ! ケチンボ!
*******
連れていかれた部屋にはセクハラ陛下はいなかった。居たのは腹がう、産まれるぅ! 状態なでっぷりしたハゲ親父が数人。
「ひっひっふー?」
「こら!」
思わずお腹を撫でながらそう言うとキースちんに頭叩かれた。いやん。
「残念ながら陛下は他の仕事のため、おられない。しかし陛下からそなたに言伝てを預かっている。天神としての作法を身に付けよとのことだ。明日から教師と共に勉強するがよい」
でっぷり親父は頭をテカテカ光らせながらそう言った。なんか校長先生に似てるなぁ。
てか勉強とかやだ。俺セクハラ陛下の愛人になるための作法なんてマジで勘弁だから! 逃げたい。クーナさんのおっぱい飲みたい。
「まぁ天神とは言えど、人と変わりはせん。1人では寂しかろうと落ち人を1人用意した。仲良くなれるだろう。この前落ちてきたばっかりだ。そなたと似たような平べったい顔じゃ。知り合いかも知れんぞ」
「へぇ」
でっぷり親父は腹を撫でながら俺に微笑む。え、つまり友達を用意してくれたって事ですか?
きゃっほう! これからはでっぷり親父さんって呼ばせていただきます! あ、でも愛人は勘弁ね。
「連れてまいれ」
でっぷり親父さんがピッと手をあげると、俺とキースちんが入ってきたのとは別の扉が開き始める。入ってくるのどんな可愛い子ちゃんかな、イケメンでもいいな。筋肉マンもいいな、と扉を見てわくわくする俺。
「─………え」
「こんにちは」
入ってきた人物を見て俺は固まった。だって俺を見てニッコリを見つめてくる人は……
「か、なたけ、くん」
「これからよろしくね」
俺を苛めていた幼なじみだったから。
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