2
なんか照れる。
まぁ別にファーストキスでもないし男同士だし恥ずかしがる要素なんて皆無なんだけど、なんか照れる。
「…あの、サブロー君、その、か、勘違いしてごめんね?」
真っ赤な顔を布団から出し謝るクーナさん。
……かーわーいーい! 照れてるクーナさんかーわーいーい! んもう!
「うん、じゃあお詫びに俺とセックスしませんか?」
「…僕寝る」
「やだぁ、寝るだなんて! クーナさんだ、い、た」
「うるさい、サブロー君の馬鹿!」
え、馬鹿って……そんな……
始めてクーナさんに馬鹿って言われた…ショック。
なんか俺悪いことしたかな?
……したか。さすがにセクハラしすぎた?え、どうしよう。クーナさんに嫌われたら俺生きていけないんだけど。無視とかされたら死ぬんだけど…。
いや、でもそういうプレイだと思えばありかな…。
…なんて事ばっかり言ってるからいけないのかしら?
「じ、じゃあ俺も寝るね・・・お休み」
そう言うとクーナさんのお休みがすっごい小さな声で聞こえた。
良かった無視されなかった。
でもやっぱりちょっとまずいよね?
明日謝らなきゃ。
[*prev] [next#]
[back]
[しおりを挟む]