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相変わらずクーナさんとセックスはできていないが、俺達は仲良くやっている。それはまるで長年連れ添った夫婦のように…
「サブロー君? 何喋ってるの?」
「いや、なんでもないよー」
あぁ、微笑むクーナさんは本当に天使のように神々しい! 綺麗! 可愛い! ヤりたい!
「あぁ、そうだ。あさってからお客さんが来るからね」
「客?」
「うん。この草原を越えて向こうの町へ渡りたいんだって」
「へぇー。それって管理人の仕事なの?」
「うん。だから、お客さんが来ている時はあんまりふざけちゃだめだよ?」
「え、何、ちんことか言っちゃだめなの?」
「絶対、だめ」
じゃあ今のうちに言っておかないとね! って言ったらクーナさんが凄く嫌そうな顔した…
ちんこ、ちんこ!
「えーじゃあチュー! チューして!」
「えっ」
「そしたらぁ、俺おとなしくしとく!」
うふん。できるかしらん?
クーナさんは顔を真っ赤にしてオドオドしている。可愛いー。
「あれーできな」
俺がクーナさんをからかおうとした瞬間、むちゅっと唇に柔らかい感触がした。
すぐに離れたがえ、え、と俺は焦りクーナさんを見る。
「……したよ?」
少し恥ずかしそうに下を向くクーナさんがそこにはいて…
「俺、ほっぺのつもりだったんだけど…」
「え、やだ! そうなの!?」
きゃー恥ずかしいー! とまるで女の子ような声をあげ、クーナさんはベッドで布団を被り篭ってしまった。
……クーナさんとキス、しちゃった。
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