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どんなお兄さんかしらと顔を上げて見ると、超イケメンだった。
「抱いて下さい」
「は?」
「あは、嘘です。俺三郎って言います、お兄さんは?」
「……」
「やだ、意外と照れ屋さん?」
もう、シャイなんだから!
お兄さんがあまりにかっこよかったので俺はとりあえずセクハラをしてみた。イケメンは敵だ。今日の嫌がらせはこのお兄さんに決定だな。
俺ってばおっちゃめー!
「お兄さん、かっこいいねー」
「……」
「やばいよー超かっこいいよー。お兄さん、男に興味あるー?」
「ない」
「あぁん!そんなあ!もったいない!名前教えてー」
「断る」
「…教えくれないとチューしちゃうぞ。舌も入れちゃうぞ!」
「アシュラだ」
即答したね。
…そんなに俺とはキスしたくないですか、そうですか。
畜生、イケメンだからって調子乗りやがって。
「ふーん、ちんこ見せて」
「なっ!?」
「ほらぁ、ぬぎぬぎしようよう!」
ふははは、そして恥をかけ!
クーナさんのような女顔の美形は許せるが、おぬしのような女にモテる美形は許せん!イケメンは死ねい!
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