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「俺、ちょっと外見てきてもいい?」
まぁそんなこんなで和気藹々とお茶していたわけだけど、なんだか物足りないよね。
ほら、荷物持ちであんまりちゃんと見れなかったし。
「うん、いいよ。気をつけてね」
「あい。クーナさんもナンパされても着いてかないようにね!」
「ははは、されないよ」
「いや、されるね! だってクーナさんは、顔も性格も可愛いし、ついでにちんこも」
「可愛くない。………ていうか見たことないでしょ、僕のそんなとこ」
「実はクーナさんが寝ている時にちらっと。はみちんしてたから。綺麗なピンク色の先っぽが」
「いってらっしゃい」
「行ってきます…」
やん、怖い。
クーナさんに睨まれちゃった。
とりあえず俺は喫茶店を出て、適当に歩き出す。…アダルトショップあるかな。
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「う〜ん、これは中々…」
「こちらなんかどうですか? 塗り薬でして、効き目が早くオススメですよ」
「…塗ったらスゴイ?」
「えぇ、もちろんです」
「よし、買った。あ、あとあの紐もちょうだい」
「はい、ありがとうございます」
うん、これがあればクーナさんとセックスすることができそうだ。
ふへへへ、早く小屋に帰って使いたいのう。
俺は店を出てクーナさんのいる喫茶店に向かう。
「おふっ! あ、すんません」
「……あぁ」
ちゃんと前を向かず歩いていたら、背の高いお兄さんにぶつかってしまった。いやん。
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