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そしてさっそく食事が終わったら荷物を持って出発!
小屋から歩いて一時間ほど、町に着きました。おー、人がいっぱい!
いやぁ、すごい! 町は人がいるよ! 草原じゃないよ!
「町ってすごいね、クーナさん!」
「うん、人が多いからね」
「ちなみに俺のちんこもすご」
「あ、あの店入ろうか」
くいってクーナさんが指した店は服を売っているようだ。
そういえば俺、この二ヶ月学ランとクーナさんに借りた服一着しか着てないや。
わーい、新しい服が買えるぞ。
「あ、クーナさん俺金持ってないよ」
「僕お金一杯持ってるから気にしなくていいよ」
「いやん、俺ヒモみたい」
「……実際それに近いけどね」
まあね。居候だしね。
で、でも! クーナさんのためならこの体、好きに使ってくれてもかまわないのよ!
例えば俺のちんこ舐めるとかぁ、そういう感じ〜?
「あ、これなんか似合うんじゃない?」
「うん」
俺の必死のアピールをクーナさんは華麗にスルーして、服を一着俺に差し出す。
服にこだわりは余りないので、クーナさんに差し出されるがまま試着する。
「うん、これもいいし。あれも…」
「……多くない?」
「いや、いいんだよ。服は消耗品だから。それに次いつ町に来るかわからないから買っておかないと」
そういってクーナさんは買い物かごにバンバンと服を積み上げていく。
俺は目が点になった。
そしてそのかごをそのまま会計へ。えっ全部マジで買うの!?
「はぁ〜満足、満足。じゃあ次は…」
クーナさんは買った服が入った袋を俺にポン、と渡すと意気揚々と次の店へと歩き出す。 あれ?なんかおかしくない? もう充分でしょ?
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