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ついにその時が来た!
俺は嬉しくて嬉しくてなんか死にそうなんだけど、だけどそんな場合じゃなくて、急がなきゃいけない。
心配そうに俺を見つめるママンとパパンにグッと親指突き出して俺は歩き出した。
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手術は無事成功! リハビリも一年やった。痛かった!
そんでもって今日、病院を退院した! まだ通院はもちろん必要だけど、これからは家で家族と一緒に居られる。そして何と言ってもまた、学校に通う事が出来る!
当たり前だけど留年しちゃったからたっちゃんとは一緒に授業は受けられない。悲しい。
でも一緒に登下校したりお昼食べたりは出来るわけで、ちょっと寂しいけど、入院してた今までと比べたら月とすっぽん!
そんでもってそんでもって、俺は今日からまた学校に通うんだ! 実はこの事たっちゃんには内緒にしてる。たっちゃんには来週から学校行くって嘘ついた。何でいうかっていうと、サプライズ!
朝いきなりたっちゃん家のピンポン押して驚かすんだ! へへへ、たっちゃんびっくりするかなぁ? きっとするよね? そんでもってきっと喜んでくれるはず!
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電車が出勤ラッシュで混む前に乗るために早く家を出た。松葉杖だから歩くの遅くて、後ろから来た人にドンドン抜かされる。でも別に競ってるワケじゃないからいいんだ。俺のペースでゆっくりと。
やっと駅に着いたら、席を確保するために整列乗車の一番前へ。ここまできたら後は楽。ドアに近い席を取って座ればいい。
松葉杖の俺に周りは親切だから、押しのけたりしないし、俺は潔く甘えてのびのびと乗車する。
同じ車両には同じ学校の制服着た女の子がいて、顔は見たことないからきっと俺が休んでる間に入学した子か、単に俺が知らない子なのかも。
電車に揺られること、5駅。俺は電車を降りた。ついでに女の子も同じ駅で降りた。偶然ね。
そして向かうはいざたっちゃんの家!
きっとたっちゃんまだ起きてないぞ。俺が家に着いた頃には準備できてるかな。
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