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「俺はただ子作りしてみたいだけなのに…」
気持ちの良い"子作り"ということを体験してみたいだけなのに皆に拒否されてムーシャはムーシャなりに傷ついたようだ。
「…お前子作りがしたいのか?」
ムーシャがうなだれていると男が声をかけてきた。どうやらムーシャの独り言を聞いていたようだ。
男は褐色の肌をした美しい男だ。
「そうだ。お前は誰だ」
「私はユコフ。お前の名は?」
「ムーシャだ」
「そうか、ムーシャお前は子作りがしたいと言ったな?」
「言った。………してくれるのか?」
にやりと笑みを浮かべるユコフをムーシャは期待の目で見つめる。
「あぁ。私と子作りしようか」
「本当か!? ユコフはいいやつだな! 皆してくれなかったんだ」
「そうだろう。私は優しいからな」
そう言ってユコフはムーシャを見下ろし、ムーシャの顎に手を沿える。
「ムーシャは綺麗な顔をしているな」
「…そうか? ありがとう」
ユコフはムーシャの顔中にキスをする。
ムーシャはくすぐったそうにするが、だんだんと位置が下になってくるにつれて息が上がってくる。
「あ…ユコフ」
「では子作りを始めようか…」
そう言ってユコフはムーシャの下着をおろした。
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「…ユコフ」
「なんだ」
「子作りとは素晴らしいものだ」
「まぁ私のテクニックのおかげだな」
どうやらムーシャは初めての子作りが相当気持ちよかったようだ。
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