※嗚呼!どうすればいいんでしょうか!の続き。






起床しても、イヴとメアリーとギャリーは子供のままだった。
うーん…起きてみたら元に戻っている、という展開を期待してたけどそんな簡単になるわけないか。

自分にそう言い聞かせつつ、3人の寝顔をまじまじ見つめてみる。
…なんていうか自分が母親でもないんだけど、物凄く母性本能を擽られる。
子供は好きでも嫌いでもないのだけど、こうして安心しきっている可愛い寝顔が見れるのなら子供もいいなぁ、と思ってしまう。

そんなことを思っているのも束の間。
寝ているメアリーが寝相が悪いのかどうか知らないけども、ギャリーの顔面目掛けて足乗っけてるのを見てちょっと笑ってしまった。
…メアリーって本当に寝てるの?


因みにイヴは正面から見て私の右側に。
メアリーはイヴの右側。
ギャリーは一番端。


「…みんな可愛い…」

「う…ん…?」


すると私の右側で寝ていたイヴが眠たそうな目に私を見つめる。


「イヴ、おはよう。よく眠れた?」

「ん…名無しおはよう…」


返事しながらもイヴの目はまだ眠そうで、頭を撫でてやると嬉しそうにまた目を閉じた。


「2人はまだ寝てるけど、朝食作ろうか」

「私も手伝う…!」

「いいの?」

「うん!お手伝いしたい…!」

きらきらと目を輝かせながらイヴはやる気満々の顔に思わずまた頭をなでなでする。

どうしたの?と聞かれたけど敢えてなんでもないよと答えてながら、ギャリーの顔面に乗っかったままのメアリーの足をそっと退かした。



穏やかな(?)朝
(なんか…顔が痛いわ…)
(そんなの気のせいだよ!ね、イヴ!)
(う、うん…)
(全然気のせいじゃないけどね…)





続けてみました。
朝はイヴ中心…だと思いたい。


5.20


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