楽しい夢だったのかもしれないな。
目の前は人生ゲーム。
最初から二股の分かれ道でどっちに行こうか迷ったが、左の道は道幅は広いがボロボロだったから右にした。
一人でやる人生ゲーム。
進む毎にサイコロがだんだん重くなっていった。
腕はギシギシいうし、脚も凄く重いが、サイコロの目は5か6しか出なかった。
転がせば転がす程、前に進めた。
転がせば転がす程、重くなっていった。
何故だか気が急いて必死に転がす。
転がして転がして。
サイコロは重くて大変だが、結婚して子供も沢山出来た。
まぁ、良いことなんだろう。
そのまま順調に行き、ゴールにたどり着いた。
振り返る人生ゲーム
人並みに幸福だった。
可もなく不可もなく。
しかし……なんで"あのとき"、左を選べなかったんだ?人生是遊戯2011/6/4
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