音声は鼓膜を震わせて、神経の興奮で脳に到達する。
音声から電気信号への変換を通してでしか我々は認知出来ない。
視覚も然り、今目の前にある風景は脳内で再編されたものでしかない。



それでも、

「好きだ。」

と、照れたように告げてくる唇もその微笑みも愛おしくて愛おしくて。

温度を感じる声は俺にまで熱を伝播する。


どうしようも無くなって、微笑み返せば笑うから、

耳元に口を寄せて、


愛の言葉を囁いて
(さぁ、その後はどうしようか?)
title:ななめ40゜


***
どちらでも取れますが、多分鬼道さん視点





back

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -