一曲終わった頃には、鬼道はもう眠りに落ちていた。
抱き枕のようにされていて、ちょっと息苦しいが…抱き締められた手が嬉しい。

健やかな呼吸音と、伝わってくる命の鼓動。
それが感じられる距離に居られる幸せ。

ふっと笑って、目の前の口唇にくちづけて。


「おやすみ、有人。」


今日は良い夢が見れそうだ。










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