鬼殺隊には様々な流派が存在している。その中でも一風変わった流派を持つものは多く入れど、自分の流派をネタにして笑い転げる阿呆は一人しかいない。その名前は忍草大樹。音柱宇髄天元の継子であり、一般的な日輪刀ではなく、大きな苦無や暗器を使って鬼を狩る隊士である。実力は音柱である天元に一歩届かない物の、相手によっては柱である彼よりも優位に鬼を倒す彼は、鬼殺隊でも話題に事欠かぬ人物である。なんせ、よく笑う

鬼を倒す時も笑い、日常会話でも笑い、何なら師である天元と話す時も笑い…極めつけは己の流派にも笑う。


「草の呼吸ってｗｗｗｗくっそｗｗよわそうｗｗｗ、まってｗはらいたっｗひぃーっｗｗｗｗｗｗｗ」


　ひぅひぅと腹を掲げて笑い転げ、しまいには泣き出してしまうような男を尊敬する隊士は多い。草の呼吸には一見意味の分からない名前が多いが、その技すべてが洗練され、美しく、流れるように鬼を狩るからである。これはそんな彼の物語。




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