短編集/男主 | ナノ


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「道真様、そろそろ…」
「む、そうだな」
「あと次天皇はまだ三つですので消すとあなたが天井の尊い方々に消されてしまいます」
「それは…、ところで猫丸」
「はい」
「お前、私の脇差を知らないか?」
「朱雀天皇に渡してきました。どこかの神社に祀られるのではないでしょうか」
「私のだぞ!?」
「私は私のものです」




何か問題でも?






――――数十年後、道真公が正式に神として社を持つ頃には私自身の神格も上がり、眷属のような存在となった。



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