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拝啓 鱗滝様
梅雨寒の季節となりましたね。雨の香りが増すこの季節ですが、あなたはどう過ごしていますか。水の呼吸を使うあなたのことです、少しだけ、気を良くしているに違いありませんね。私はこの時期になると、ひどくあなたに会いたくなります。
女々しくも私は、あなた様が次に我が家へと訪れる時を日々指折りに数えて待っております。
…次は、いつ来られるのでしょうか…
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紫陽花の花が日毎に長雨に色づくのを見つめる季節だな。
お前の言う通り俺はもちろんのこと、義勇たちも気を良くして日々鍛錬している。
珍しいものを見た。お前もそう思うのだな。近々、錆兎達を連れて訪れよう。真菰が花飾りを送ったお前に会いたがっていた。
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