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拝啓 鱗滝様
春爛漫の折から桜の花は今を盛りと咲き誇っております。朧月夜の美しい頃となりました、あなた様はいかがお過ごしでしょうか。 最近は弟子を二人ほど取られたと、風の便りで知っておりますが、また無理な修行をつけてはいませんか？
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行く春を惜しむ季節になった今日この頃に、お前からの便りをひどくうれしく思う。確かに最近弟子を二人取ったが、二人とも覚えが良く、きっと素晴らしい鬼殺隊士となるだろう。
しかし誤解しないでほしいものだ。無理な修行などつけたことはない。
この手紙が届くころにはお前の家はすでに皐月に入っているのだろうか。なるべく早く鴉に持たせたつもりだが…、
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