おねショタ(概念)みたいな柱になった私の話 | ナノ


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…だから、まあ、こういう流れも仕方ないのかなぁ。ほら、私ってみんなよりも前世あるし、それ含めても大人的な包容力があるから、これも仕方ないのかなぁ…



目の前で伊黒から拘束された少年を助け出し、己の胸を枕にするような姿勢を取らせる。御屋形様にはあらかじめ了解を経ているのであまり問題はない。ただ柱たちからとうとうやらかしやがって目が痛い。なにも、してないじゃないですかっ…!




「伊黒、だめだよ、こんないたいけな少年、いじめちゃ。ぼく、大丈夫?」
「〜〜〜っ!〜〜〜〜っ!」
「あらあら、怪我してるのかな?まあ、可愛い顔も傷だらけだしね。お姉さんに身も心も委ねていいよ。」
「え、とうとう公共の場でお前…」
「不死川はおだまり。ほら、とっとと証明してきなよ。少年は拘束しとくから」
「うむ!男としては酷く羨ましいぞ!」




煉獄うるさい。
少年に水を飲ませながらゆっくりと呼吸をさせて、不死川の様子を見守った。数度刀を鬼の入るという箱に刺して己の手首を切りつける。うわぁ、痛そう。


私は腕の中で暴れる少年を見てから、拘束する力を緩める。這うようにして妹という鬼の元に向かっていく姿に、少しだけ感心した。私自慢の魅惑の身体を袖にした、だと…??自分で言うのもなんだけど、絶対鬼殺隊で一番エロいよ。だっておねショタの概念みたいな身体だよ?胸すごくあるし、膝もむちむちだよ??むむむっ、と一人で唸れば話が終わったらしく、少年が隠の方々に連れて行かれ、会議が御開き。

そして柱の全員が何かを言いたげにこちらを見つめ、水柱の錆兎と冨岡が私の前に立つ




「……ダメだからな」
「炭治郎を助けたことは感謝する。だが、俺たちの弟弟子を誑かすなっ!」
「自分で言うのもなんだけど、あの少年、私の胸枕、袖にしたんだけど、脚の方が好きなの?錆兎も冨岡も脚だったもんね……??」




柱全員が絶句した。何なら水柱二人は崩れ落ちた。




「懐かしいなあ、五年くらい前だっけ?最終選考で倒れた二人に膝と胸を貸したけどさ、二人とも膝枕の方が好きだったもんね、いやぁ、懐かしい。可愛らしい寝顔だったよ。」
「そんな昔からその身体なのか…」
「昔より成長した」




再び全員が絶句した。この話をするのは初めてだったかな?お前らの性癖全部暴くくらい雑作もないわ。にっこりと笑みを浮かべつつ、まだまだ爪の甘い柱たちに慈愛の笑みを浮かべて誘うようにぽんぽんとむちむちする吸い付くような脚を叩いてから言葉を放つ。




「さてと、君らは胸とお尻と太もも、どこが好きかな?」




案の定童貞柱に殴られてこの話は終わった。痛い。酷い。

でも叫ばせてほしい。私に!幼児趣味は!ないよっ!!



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