おねショタ(概念)みたいな柱になった私の話 | ナノ


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追い出された水の呼吸組(真菰は笑顔で手を振っていた)が居なくなってから私は伊黒が持ってきた己の服を身に纏って、固まった




「………おう…??」
「脱いでください藤野さん、燃やしましょう」
「すごい、似合ってるわ、でも少し…」
「前田はまだ近くにいたな、少し待っていろ」
「私も行くわね藤野ちゃん。」




笑うしのぶ、顔を赤くする蜜璃、青筋を浮かべて消えた伊黒とカナエさん。何が起こったかって?艦娘のサラトガって知ってる?外国艦娘なんだけどね、その服なの。露出面で言えば前回の服よりはだいぶましだ。ワンピースのロングスカート(黒)なので。しかし、前回の服よりもひどく胸が強調されるデザインと言えばいいのか、おねショタ感が、増した。なんなら躰のラインがより浮かび上がり、下手すると高雄さんの服よりも、えっちぃ…。そしてこの服、めちゃくちゃスカートが浮かぶ。重力逆らいふわっとロングのくせに太腿付近まで気が付けば浮いてる。これ、戦闘できますか?青江マントもなくなったんですけど。いや、できますね。調節すれば行ける。毎回毎回流行の最先端行ってるゲスメガネはさすがすぎて気持ち悪い。でも腰らへんにつけられた皮のベルトが固定してるためか絶対に下着が見えない。ポケットに入っていた和紙には『見えるスケベはスケベではない』と書かれている。プロの御意見過ぎて草。




「いや、別にこの服でいいよ。前よりは全然マシだし」
「ですが、それではますます、幼児趣味に見えますよ。今でも十分犯罪臭がしましたのに」




さらにママみも増してヤバいよねわかる。絶対あのゲスメガネ遊郭の潜入どっかで見てただろう。再度ため息をつきながら私はベットに座り込んだ


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