おねショタ(概念)みたいな柱になった私の話 | ナノ


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二日目



「藤野ちゃんの足がっ…!!」
「後は残らないよ。ごめんね、傷口塗って貰っちゃって」
「いいよー。気にしないで。痛む?」
「全然。って、真菰、内側はさすがに私が塗るよ、真菰さん…?真菰っステイっ!!」




上弦戦で傷ついた脚をしのぶが処方した傷薬で塗る真菰の手が太腿の内側に差し掛かる所で止めれば笑顔で抵抗される。待って待ってさすがに恥ずかしいし、今私大きめのシャツ一枚だからそれやられると流石に下着が見えちゃうっ!!




「・・・・・・俺がやろう」
「ばっかやろう!そこにいる錆兎のように背中を向けろお前は男だぞ義勇ッ!!」




何を思ったのか手を伸ばしてくる男に枕を投げればしゅんとしながら背中を向けた。




「まあ、いつも脚を出してるし、見ても問題はないと思うが…」
「乙女の柔肌だって言ってんだろ!!真菰!それはやばい!本当に見えちゃうっ!!」
「振り向いていいか?」
「ステイっ!!」
「女の子同士だからはずかしくないよ?」
「さすがにそれは恥ずかしいかなっ!?」
「……(幼い見た目の真菰にされて)本望だろう」
「錆兎!その阿保を黙らせて!」
「思っても男なら口に出さないものだぞ義勇」




今だ脚を持ちあげようとする真菰と攻防しながら手を抑える。そこの水柱は絶対に締める。そしてーーー。




「結局見えなかったなぁ…」
「強制力強い……」
「そうだな、どの角度から見ても完璧な防御だった」
「……(コクン)」
「そして何気なく振り向いてるお前らよな」




あの後、脚を持ち上げられたことで結局内側にまで薬を塗られたが何かの強制力のおかげで私の下着は見えなかったらしい。上から見ても下から見ても見えないソレに真菰は真顔になって途中から振り向いていた男どもは感心した。お前らしのぶに言いつけるからな
ここは艦これの原作力も反映するのすごい。




「さて」
「?」




何時もの下履きがなかったので袴を着用した私に近づき、錆兎がそっと手を握った




「責任を取ろう」
「なんて?」
「いくら幼児趣味のお前と言ってもまだ乙女だ、そんなお前の肌を見た責任を取ろう」




いつになく真意な瞳に思わず聞き返した。なんでそうなるの??




「きっと任務で寂しい思いをさせると思う。だが、俺のすべてをもってお前を愛そうと誓おう。番ってくれ」
「あらぁ。藤野さんの柔肌を見たに飽き足らず求婚を申し込むとは良い度胸です。」




空気が固まった。動き出そうとしていた義勇の肩に胡蝶の手が、私に傅いて手を握っていた錆兎の肩にカナエさんの手がいつの間にか乗っている。殺意が目に見えたし、後ろにいる蜜璃(果物の盛り合わせを持ってる)と伊黒(出来上がたであろう私の服を持ってる)が顔に青筋を浮かべていた。伊黒はともかく蜜璃が怒ってるのは激しく珍しい。









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