唯一手に入るのが君ならよかった
ユーアーレイト
友愛
憂鬱
誘拐犯はどうも惚れっぽいみたいです
夕方に薔薇を
有効の期限制
有罪判決を受けた貴方はきっとあたしと一生を過ごす
勇者であれ、英雄であれ、男であれ！
友人
優秀な細胞／解剖
優等生の僕はあんたが嫌いだ
有毒なセカイ
有能な助手の欠席理由
夕陽が私の背中を撫でる
夕陽に溶かされる市街地
夕日よりも早く眠る
夕陽を沈めたい
ゆうべ飲み(/はしゃぎ)すぎたせいか？
夕べも俺は独りだった
雄弁に語る首輪
雄弁は銀だと言うならば、詭弁ははたしてなんなのか
幽明
有名なジョークをひとつ
幽霊とトロフィー
故に
故に君を奪おう
愉快悦楽
愉快に鳴くネコ
歪めたネガイは鏡に映せ
歪めている
雪が降ったら会いにきて
雪が降る朝
諭吉さんと英世さんが喧嘩してる
雪の塩
揺すられる
譲り合い
ゆっくりしていってくださいね
ゆっくり育ててね
ゆっくりふやけていく
ゆったりした午後の道
茹でた舌と炒めた眼差し
指一本の口づけ
指折り爪折り
指切り
ゆびきりうそつき
指切りげんまん
指先が鼓動で震える
指先がひとつしかない
指先を色づける
指先を絡めて解く仕草すら
指先を鋭くする
指の間の白濁
指はしなやかに花を愛でる
指輪焼け
指を赤く染めるのに迷わずマニキュアを選ぶような少女性あるいは血を選んだ処女性
指を一本落とす程度のこと
夢
夢うつつ
夢追い人は真実をミる
夢追い人は幻をミる
夢がキライだとお前が言うから現実を告げに来てはみたけれどやっぱり現実の方が辛いからお前は夢へと逃げた
ゆめがほつれる
夢捨て人は現実をミる
夢捨て人はまやかしをミる
夢違い（ゆめたがい）
夢でくらい幸せな夢がみたい
夢と現の狭間の話
夢のかけら
夢の国から逃げてきた
夢のない話だね
夢は薫る
夢幻と名乗る男（ゆめまぼろし）
夢見るひとりは
夢をかえして
夢を加えて甘くした
揺らいで喘ぐ
ゆらりやわり
ゆらりゆらりと揺れる
許された模倣
許されないことだとは思えない
許し賜え、この愛は真実お前を思ってのものなのだ
許してあげる
ゆるしてくれなくたって
ゆるしの前にくちづけて
許しを乞う後悔
許せ
ゆるむのはほっぺただけじゃない
ゆるやかにつめたくなっていく
揺れる茶の苦い牢