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// それはかなしく、とても残酷な話

私は、結局自分のことしか考えていなかったのだろうか。あの人はときどき、ひどく思い詰めた表情をしていることがあった。価値、そんなものについて考えているようだった。ただ私にとっては、あの人以外のなにも、世界には必要ないというのに。それを言葉にしていれば、なにかかわったのかもしれない。そんなこと、とてもできやしなかったが。
2013-04-01-NETA

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