痛いんだって!



「いくわよ!」
「おう!」

「え?」


あたしが悩んでるうちに光牙勝手に上の宮に向かってしまった!
皆もすぐに追いかけようとしたけど、それを牡羊座が止めた。



「まだだ!
 彼を追いかけるのは聖衣を修復してからだ!」
「そーだよ、そんなボロボロな聖衣じゃ瞬殺されるよ。」


普通ならば万全な状態でもかなわない。
だけど、みんなと自分の力信じて戦うしかないよね。


聖衣を修復させて勝率あげといて損はない!
よっしゃ!じゃあさっそく皆の修復を…



「きみもだ南冠座。」
「グッ…!?」


さりげなく逃げようとしたあたしの聖衣にも小宇宙が流される。
い、いきなり修復すんじゃねぇえええ!!!!
なにこれ!?
超痛い…!?
痛いっていうか…体に超高密度の小宇宙が流れてきて辛い…!



「ぐにゅぅうう!!!!」



これだったら普通に槌とかで直してくれよぉおおおぉおおお!!!!!!
なんて絶叫しながら耐えていると、一旦光が収まった。
よ、ようやく終了…!?


あたしはもう涙目で黙っていると、ユナが慌てたように言った。



「もうほとんどもとに…!
 わ、私はこれで大丈夫です!
 だから早く光牙の後を…ッ!?」
「たえろ!
 聖衣の修復が完璧でなければ12宮を上ることはできない!」
「だからいきなり再開すんじゃねえよぉおおお!!!」


いやあんたが辛いのはわかってるけど!
だけど!いきなりやられるこっちの身にもなってくれええええ!!!









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