痛いんだって! 「いくわよ!」 「おう!」 「え?」 あたしが悩んでるうちに光牙勝手に上の宮に向かってしまった! 皆もすぐに追いかけようとしたけど、それを牡羊座が止めた。 「まだだ! 彼を追いかけるのは聖衣を修復してからだ!」 「そーだよ、そんなボロボロな聖衣じゃ瞬殺されるよ。」 普通ならば万全な状態でもかなわない。 だけど、みんなと自分の力信じて戦うしかないよね。 聖衣を修復させて勝率あげといて損はない! よっしゃ!じゃあさっそく皆の修復を… 「きみもだ南冠座。」 「グッ…!?」 さりげなく逃げようとしたあたしの聖衣にも小宇宙が流される。 い、いきなり修復すんじゃねぇえええ!!!! なにこれ!? 超痛い…!? 痛いっていうか…体に超高密度の小宇宙が流れてきて辛い…! 「ぐにゅぅうう!!!!」 これだったら普通に槌とかで直してくれよぉおおおぉおおお!!!!!! なんて絶叫しながら耐えていると、一旦光が収まった。 よ、ようやく終了…!? あたしはもう涙目で黙っていると、ユナが慌てたように言った。 「もうほとんどもとに…! わ、私はこれで大丈夫です! だから早く光牙の後を…ッ!?」 「たえろ! 聖衣の修復が完璧でなければ12宮を上ることはできない!」 「だからいきなり再開すんじゃねえよぉおおお!!!」 いやあんたが辛いのはわかってるけど! だけど!いきなりやられるこっちの身にもなってくれええええ!!! ← → back 141/129 |