繰り返すこと あたしの魂の爆発と、マルスの炎がぶつかり合い新たな爆発を生み出した。 「邪魔立てするな!“過去の亡霊(ぼうれい)”!」 「抜かせ!薄穢い欲望にとらわれた穢れた神が!」 あたしは大きく後ろに跳び、アリアちゃんを中心にみんなで立ちふさがった。 「アリアは、絶対に渡さない!」 「アリアは私たちが守って見せる!」 そう!守ってみせるさ! アリアちゃんのために!そしてこの世界のために! 「青銅ごときが! もう星矢の助けは来ないぞ!」 「はんっ! 星矢だか何だか知らねえけどな! 誰の助けを期待するでもねえ! 自分の道は、自分で切り開いていくもんなんだよっ!」 こうして、強大な小宇宙と向かい合っていると…思い出す。 タナトスと向かい合ったことを。 「はぁああああ!!!」 あたしは、あの時と同じように神に仇なす。 仲間と、ともに。 「あたしらは絶対にてめえを倒す!」 ← → back 141/119 |