奈落の底へ





「シャイナ!アリアちゃん!」


最上階にたどり着くと、雷のコアを破壊したシャイナとアリアちゃん、
そして向かい合い、火花を散らす光牙とエデンがいた。


「シャイナ、大丈夫!?
まさかそんな体で小宇宙を!?」
「私は平気だ!
 それよりも…あの二人を!」
「分かってる!」


これ以上の争いは双方傷つくだけで無駄だ。
なんとかして…止めないと!



「あんたら、もういい加減に…!?」
「やめて…!」


あたしが何とか争いを納めようとした瞬間、アリアちゃんが駆け出してしまった。




「ッアリア!」
「アリアちゃん!?」



駆け出した二人の間に割り込もうと走り出したアリアちゃんの手をつかもうと、あたしもアリアちゃんの後を追った。




その瞬間




「ッ!?」




また、あの異質な悪寒が体中に走った。





「ぁ゛あぁ゛あ゛あッ!?」






体が、頭が、心がかき乱されるように廻っていく気がした。
そしてすべてが、闇に落ちていった。











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