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「役割分担だが…。
ケーキはグリーン、アクセサリーはユー、ご馳走は私、出し物はトミーのところに集まれ。
好きなところに行っていいぞ。」
「じゃ、オイラご馳走のとこ…」
「馬鹿、お前はどう考えても出し物だろ!?
トミー様のところ行って来い!」
「嫌だ!オイラまだ死にたくない!」
「あれ、こないなら僕のほうから行こうかなぁ?」
「ひぃ!い、いまいきますぅう!」
「俺はアクセサリーにするか…。」
「ああ?おまえがかぁ?
似合わねーな。」
「貴金属の扱いは慣れてるからな。」
「…アクセサリーと調理器具を一緒にしていいのかよ?」
「では、私はご馳走のところにいこう。」
「順当じゃねえか?
エルグ。
じゃあ俺はケーキにするか…。」
「おま、ジェリー。
ケーキなんか作れんのかよ?」
「それくらいならだれでもできるだろ?」
「ボギー。
あなた、人のことより自分を心配しなさい。
もう、空いてるところありませんよ?」
「な!?」
「では、出し物のところに行け。」
「んなぁ!?」
「やーい!
ざまあみろー!」
「では、決まりだな。
それでは、各自作業に取り掛かれ。」
『はい/おう/うぃーす』
スタージュンの合図と同時に、副料理長と支部長は会議室から出ていった。
「・・・・わし、役割分担されてない。」
一人、取り残された料理長に哀愁が漂っていた。
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