□■□real time□■□
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三歩進んでビーダッシュ**
::息をするように
なんの苦もなく課題と向き合える人間になりたいと常々思うのよね…
あーあ。課題やりたくない
どうして人は求めてしまうんだろう
なんで現状に満足する事が出来ないんだろう
求めすぎると壊してしまうかもしれないのに
満足しなきゃ満たされる事なんてないのに
「なんか難しい。それ」
『最初からChellに解るとは思ってねーし』
「へぇ…?Wheatleyのくせにいー度胸してんじゃん…」
『…俺はさ、Chell』
たぶん片想いしたんだと思う
この穏やかで幸せな時間に
「〜〜ったく調子狂うなぁもう…」
『Chell?』
「好きだよバカ。Wheatleyのバカ。バカバカバカバカバカ!マヌケ!」
『ちょ!叩くなよ!いたっ!痛いってば!』
「好きじゃなかったらわざわざWheatleyの事直したりなんかしない!なんでそんな当たり前の事に気付かないのよこのバカッ!もっかい月に吹っ飛ばそうか!?あ!?」
『怖い!Chell怖い!』
ああ、そうだ
月に吹っ飛ばされた俺を、Chellはわざわざ作り直してくれたんだ
GLaDOSがログやデータ、パターンとか全てを修復して俺を生き返らせてくれたんだ
「片想いとかふざけた事はもう二度と言うなバカ!」
そうだ。バカだ。俺は
片想い?勘違いだよ、そんなの
『ごめん、ごめんな、Chell。ありがとう』
いつだってどんな時だってみんながいてくれたじゃないか
それなのに俺は
[センチメンタルをぶち壊す]
勝手に思い込んで悟ってみちゃってさ
これじゃあまるで本当にバカみたいじゃないか
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