□■□real time□■□
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三歩進んでビーダッシュ**
::タイトルなんて有って無いようなもの
だって……ねぇ?
タイトルがそのまま本題に関連した事ってないと思うの。私
あー…梅雨なのに晴れ渡る空に違和感んん…
雨降ってないのに虹出てたしね!うふふ!
ほらね……?関係ねぇでしょ?タイトル
「……はぁ……はぁ…」
おかしい。何時にも増して今日は身体が思うように動かない
「……っ!」
着地の衝撃はシューズが吸収してくれるけど、体制が保てない
「………な…んで…」
視界がぶれる。うまく一歩が踏み出せない
「……っ…はッ…」
吐いた息がひゅーひゅーと音を出し始めた。頭も重い…なんなんだ…
「………っっ」
もう…むりだ……
視界に迫る床を最後に、意識を手放した
GLaDOSの焦った声が聞こえた気がした
□□■□■■
テスト中にChellが倒れた。原因は恐らく疲労と熱中症。今はタレット達が面倒を見ている
【……】
私は正直…自分が腹立たしい。チェンバー内はすべてモニターしていた。にもかかわらず、Chellの体調の変化に気が付けなかった
【……はぁ…苛立っても仕方がありませんよね…】
いつからかなんてもうどうでも良くなった
いつのまにかChellをカメラで追うようになって、今みたいに、倒れたり、怪我をするChellを見たくないと思うようになった
バグデータ、なんて言葉で逃げるのは簡単。薄々は気付いてる。けど、認めたくない。無機物で作られたボディに人工知能のAIの私が、たかが被験者の人間に惹かれているなど…認めたくは、ない
そう、これはただの
【私の意地…ですよね…】
[意地っ張りなチキン]
早く起きて…私のテストに付き合って下さいよ、Chell
私の意地を崩せたら、それでテストは終了ですから…
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