鉢雷

突き刺す閃光は私を灼く前に宙で燃え尽きてしまった。「あ、また流れた」雷蔵の声が嬉しそうに闇に弾む。寝転がっていたために温まった背中を引き剥がし、彼に被さって眼前を私で遮る。「三郎?」覆いきれなかった彼の右目に降る流星雨は本当に綺麗だった。

koiusoへのお題は『【八】と【木】と【川】と【帯】と【犬】と【水】と【猫】と【参】と【角】と【雨】』です。 http://shindanmaker.com/49601 




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