文仙

押し倒した草むらに散らばった髪よりも深い双黒の瞳はてらりと色情に濡れていて俺を焚き付ける。「私を支配した気になるなよ」髪紐で拘られた手首を振り上げたが言葉とは裏腹に仙蔵は気恥ずかしそうで、それが更に俺を煽る。不意に近づいた顔に罵詈雑言かと身構えれば、唇に熱が押さえ付けられた。

+++もうひとつ。senzouさんのキス題。シチュ:草むら、表情:「気恥ずかしそうに」、ポイント:「拘束具」、「自分からしようと思ったら奪われた」ということで、文仙。




第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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