愛を乞う ##amz_4199005471#S# イラスト―榎本 【あらすじ】 「これから6年間、息子の性欲処理の相手をしなさい」。両親の借金の形に、13歳で大富豪・綿貫家に売られた氷野春也。同い年の一輝は、人に命令し慣れた態度で春也を物扱い。口と手で一方的に行為を強要してくる。ところが、全寮制の高校で同室になって以来、なぜか春也にキスや愛撫をするように…。一輝の態度が変ったのは一体なぜ?理由がわからないまま、契約終了を告げる卒業の日が迫り――。 【感想】 初っ端から痛かったですね^^; ↑のあらすじの通りですが、両親が息子を綿貫の家に連れていくところから始まるんですよ〜 知らない場所、親からの裏切り、綿貫という人物……そのすべてが恐怖になるんです。 そして、告げられた言葉。 6年という年月の終わりを待ちわび、我慢していた日々が徐々に終わりを嘆くようになる。 楽しい高校生活を送り、終わりが近づくにつれ、望んでいたはずの終わりを嘆くようになります。 そして、それはあまりにも思っていなかった形に……。 春也の気持ちも十分にわかりますが、本当に辛かったのは、きっと一輝ですね^^; だから、絶対に幸せになって欲しい! そう思いながら読んでいました^^ 殺伐とした中にある甘さを噛み締める……そんな作品でした! [*前] | [次#] ≪戻る≫ |