天国が落ちてくる


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イラスト―祭河ななを

【あらすじ】
カオルはシンガーだ
歌うのが仕事で、声が生命線だ
だけどカオルは
その声を時々奪われてしまう

元ピアニスト志望で現在は音楽雑誌ライターの湊秋弘は、カリスマ的人気と実力を誇るヴォーカリスト新條カオルのインタヴュアーに抜擢される。しかし、その貴族的ともいえる容姿と裏腹にカオルは尊大で傍若無人で暴力的という最悪な人柄で、インタヴューも失敗に終わってしまう。ところが何を気に入られたのかカオルに「うさぎちゃん」という愛称をつけられた湊は、再取材をエサにカオルに振り回されることに。地味で無難な人生を歩んできた湊と、恵まれた才能と容姿を持ちながらどっか孤独の影を漂わせるカオルとの出会いは……。

【感想】
読み終わって最初に思ったのが「読み終わってしまった……」です^^;
いえ、本当に良いお話で、多分これからも何度も何度も読んでしまうと思います。
それくらいに良かったんです^^
人を愛するということ。人を好きになるということ。
人に愛してもらうということ。
人に好きになってもらうということ。
それは、とても綺麗で、とても醜い感情でもあります。
そういうことをすべて包んで一纏めにして、人を愛し、人に愛してもらう。
そういうことを教えてくれる、そういうことを気づかせてくれる、そんなお話でした^^




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