楽園建造計画 ##amz_4576050826#S# ##amz_4576060058#S# ##amz_4576060961#S# ##amz_4576070851#S# イラスト―依田沙江美 【あらすじ】 ようこそ、パレス・シャングリラ五反田へ 桜陵大学経済学部二年の三木高穂は、わけあって学生課から紹介された格安アパート、パレス・シャングリラ五反田の住人になる。そこは一階がアトリエ、二階が住居という風変わりな構造で、住人のほとんどは桜大の芸術学部生。高穂の入居初日には歓迎パーティーが催され、寮のようなノリの和気藹々ぶりに高穂は閉口気味。特に、入居を決めるより前に出会っていた写真学科の二年の蝶野洸には、いいなり写真を撮られたり部屋に侵入されたりと、気分を害されっぱなし。ところが、その蝶野にバーのバイトに駆り出され以来、彼が高穂の心の不可侵の部分に入り込み始めて――。 武蔵野を舞台に繰り広げられる、同じ屋根の下の青春群像劇 【感想】 パレス・シャングリラ五反田なのに、武蔵野にある(笑) 確かに、一度聞いたら忘れられそうにありませんよね^^ 宮殿で桃源郷……正に楽園ですね! さて、お話はそんなパレス・シャングリラ五反田に住む3組のCPのお話です。 1組目 芸術学部写真学科生の蝶野×経済学部生の高穂 ゆっくりと進んでいくお話なので、LOVE要素よりも二人の心の成長を楽しめるお話です^^ まぁ、なんせ蝶野がかなりのマイペース男ですからねぇ^^;そんな蝶野に振り回されて、辟易しながらも、どうしても気になって仕方ない!と言ったところでしょうかね。 2組目 美術学科洋画専攻科生の志田×法学部生の響川 マッチ売りの少女?と思うくらいに貧乏な響川。 手袋を失くして探していたところに王子様の登場!と言ったところでしょうか?(笑) アパートを追い出され、バイト代を盗まれ、途方に暮れたまま歩き、たどり着いたのは志田の住むパレス・シャングリラ五反田。 そこから幸せな日々が……と思いきや、体調を崩したり、変なオヤジに絡まれたり…… とことん可哀想な響川くんですが、そんな不幸がちょっと似合う(笑) シンデレラストーリーをお楽しみください! 3組目 パレス・シャングリラ五反田の家主の孫の屋敷×その高校の同級生の皐月 「さよならを教えたい」というタイトルで、上の2組より時間軸はかなり前のお話です。 パレス・シャングリラ五反田の出来た当時のお話で、このCPがまた壮絶なお話です。 泣いちゃいました(笑) 美術大学生の二人は、性格も絵も正反対のものを持っています。 人がうらやむようなものを何でも持ってる屋敷。その屋敷が嫉妬を覚えるほどの才能を持った皐月。 人の感情っていうのは一筋縄ではいきませんよね。 簡単に割り切れないから、ここまで二人の関係がもつれてしまったんだと思います。 でも……良いお話でした! [*前] | [次#] ≪戻る≫ |