世界の果てで待っていて ##amz_4813011063#S# ##amz_4813012191#S# イラスト―雪舟薫 【あらすじ】 元刑事の黒統一郎は、渋谷区神泉に黒澤調査探偵事務所を構えている。 そこにはいろんな人生を抱えた人が訪れる。 ある雨の日、少女と見紛う少年・奏がやってきた。 三年前に行方不明になってしまった双子の兄・律を探してくれ、と。 一度は依頼を断った黒澤だが、かつての同僚で現役刑事である櫂谷雪人もある事件の関係で律を探しており、ふたりは協力することになる。 静と動。理性と本能。 対照的な雪人と統一郎の関係は、統一郎が刑事をやめてからも続いていた。 甘い一夜の記憶を忘れたふりをして。 複雑に絡み合う過去と現在。彼らの未来は――!? 【感想】 続編はいつ出るのでしょうか!?と読み終わった後に叫びそうになりました(笑) よく出来たお話でした。 奏と律の双子のお話と、統一郎と雪人の過去のお話。 それが、全く関係ないところにあるのに、絡んでくるから面白かったです。 ああ、この行動は、過去のこういうところに由来しているんだなぁと。 『対照』がテーマのような気もします。 統一郎と雪人の性格もそうですが、双子である律と奏もまた性格は対照的。 活発で明るく、サザエさんで言うかつおキャラの奏に対し、大人しく冷静で、聞き分けの良い律。そして、そんな二人もまた、お互いがお互いを尊重しあっていたりするから、心があったかくなりますね^^ 続き物です!三巻もあるみたいです^^ [*前] | [次#] ≪戻る≫ |